藝大作品上映ーカーディフ・アニメーション・フェスティバルとコラボ!

気づいたら、もう4月?まだ寒いです、ウェールズ。

先月はMutant Monstserのカーディフ公演に行ってきました。やっぱりよかった!元気をもらいました。身長152cmの私はどう考えても勝ち目はないので、二階席から見てました。

この国の人、みんな私より大きいのよね。。。

さて、今月はチャプターで19日―22日まで、カーディフ・アニメーション・フェスティバルが開催されます。縁あって、そこでこたつ映画祭プレゼンツとして東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の修了作品2017を上映します。 チケットはこちらから。

去年映画祭に来てくださった伊藤有壱教授のご厚意で実現しました。ありがとうございます。

たくさんの方に見ていただければと思います。

Geidai shorts

最後に、高畑勲監督が亡くなられましたね。「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」を見て育った私としては、とても寂しいです。「火垂るの墓」は文句なしで名作。「おもひでぽろぽろ」もよかったし、「パンダコパンダ」もよかったな。

こたつ映画祭創設時には、メッセージもくださいました。本当にありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

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Wow Film Festivalが来月開催!

2月のイギリス、まだまだ寒いです。

報告が遅くなりましたが、2月4日(日)の「愚行録」の上映、ジェイソンと行ってきました。「愚行録」(ぐこうろく)は、貫井徳郎のミステリー小説が原作。妻夫木聡のちょっと不気味な演技がとてもよかったです。

当日は脚本家の向井 康介氏のQ&Aもあり、小説をどう映画用に話を変えるかなどメイキングの話が聞けてとても興味深かったです。

貫井さんの作品は、「天使の屍と「崩れる 結婚にまつわる八つの風景」しか読んだことがなかったので、これを機にもうちょっと読んでみよう。

さて、ウェールズ近隣ではちょこちょこ日本関係イベントがあって、来月Wow Wales One World Film Festivalが開催されます。

今年も素晴らしい作品が目白押しで、アニメーション作品は3本上映、米林 宏昌監督作「メアリと魔女の花」もトラムシェッド カーディフアバリストウィス・アーツ・センターで、上映されます。

楽しみですね!

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Japan Foundation主催の新作映画巡回上映会!

Japan Foundation film tour 2018

今年もJapan Foundation主催、イギリス国内で日本映画の実写映画、アニメ映画の新作巡回上映会が催されます。

アニメだと安藤真裕監督作「ストレンヂア 」が上映されます。

うちから一番近いのは、ブリストルのWatershed。2月4日(日)には、「愚行録」の上映と併せて脚本家の向井 康介氏のQ&Aもあります。

お近くの方も、遠方のかたもぜひどうぞ!

私はどれを見に行こうかしら、楽しみ〜。

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Mutant Monsterが3月にカーディフで公演!

一昨年見に行ったMutant Monsterが、去年カーディフに来てくれなくて寂しく思っていたのですが。

今年3月5日にカーディフのThe Globeで公演があります。どうやらMutant Monsterだけでなく、Electric Sixも同じ日に演奏するようです。

今から楽しみです!!

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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

戌年年賀状こたつも今年で8回目、だいぶ落ち着いてきたので本年はもう少し、自分の作品制作の時間も捻出したいものです。

2018年もよろしくお願いいたします。

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メリークリスマス!

こたつサンタメリークリスマス!みなさま楽しい休暇をお過ごしください。

こたつサンタからの挨拶でした。Ho Ho Ho…

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第7回こたつ映画祭アバリストウィス会場。

そして、10月28日にアバリストウィス・アーツ・センターで開催された映画祭の紹介です。

えーと、結論から言うとですね。 奇跡が起こりました。

なんと、観客数、去年のほぼ2倍!

 やった〜、ぱちぱち!

 見間違いかと思って3回もBox Office Reportをチェックしちゃいました。

これもジェイソンががんばってFacebookとかTwitterとかいっぱい書いてくれて宣伝してくれたおかげでしょう。あとは、支配人のギャレスさんが、こたつのお客さんが増えるようにと、意図的に「君の名は」とか1年を通して頻繁にアニメ作品を上映してくれて、こたつへ集客が繋がるように戦略を練ってくださったおかげです。

ありがとうございました!

しかも、行ってみたらなんと映画館は、プロジェクターを4Kにしたばかり!映像が無茶苦茶鮮明で、もうすでに素晴らしいアニメがさらに20パーセントましで超傑作に見える!

チャプターよりも、プロジェクターの品質がよいなんて。アバリストウィスに住んでいる人々は幸せですね。

基本的に上映作品はチャプターと同じなんですが、「ソードアート・オンラインーオーディナル・スケール」をアバリストウィスのみで上映しました。(チャプターでは過去に上映していたので。)

いやー、これがまたよかった。私はまだシリーズ2までしか見ていないんだけど、日本のアニメによくある「女子は守られる側」という展開ではなく、男女ともに戦う、というコンセプトが気に入りました。

でもあれよね、みんながみんな、困難に直面したときに戦える強さを持っているわけではないよね。映画では表舞台に立てなかった人に焦点をあてていて、それがまたよかったです。

さらーっとしてるのに、困ったことがあると頼れるキリトくんがそばにいてくれて、アスナは幸せ者ですな。羨ましい!

 

Kotatsu at Aberystwyth

今回来られたお客さんから、「チャプターみたいにお店は出店しないんですか?」など、映画上映だけでなく他のイベントもして欲しいなんて要望もでました。来年某助成金のガイドラインが変われば、もしかしたらここでも漫画のワークショップを出来る、かもしれない?なんてこともあったり。

「夜は短し歩けよ乙女」じゃないけど、長い人生、こうしてこたつとアバリストウィス会場が巡り合えたのも何かの縁。まだ来年のことはわからないけど、もしもいろいろと展開できたら嬉しい限りです。

それではみなさま、来年の8回目のこたつ映画祭もよろしくお願いします。

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第7回こたつ映画祭カーディフ会場〜最終日。

ほいでもって本日がチャプターでの最終日。

まーね、毎年恒例、なんかあるんですよね。(笑)

日程を決めるのに、ちゃんとチェックするんですよ、サッカーと当たらないか、ラグビーと同じ日にならないか。

今回はなんと、カーディフ市内でマラソンが行われるので、朝からカーディフ市内の一部道路が閉鎖されるとのこと。

はー、ほいですかぁ。

もうね、こればっかりは仕方がない。こたつのお客さんには会場まで走ってきてもらいましょ!

最終日最初の上映作品は、山田尚子監督作聲の形いじめという重いテーマを繊細な描写で悲惨になりすぎずに、絶妙のバランスで描かれていてとても素晴らしい作品でした。女性の私としては、良質な女性監督作品をもっとこたつで上映したいと願っているので、とても嬉しかったです。

いつだったか、テレビやラジオで「男性の監督作品数とくらべて女性の監督作品数は少ない、美術館でも展示ができる女性作家数は男性作家数と比べて少ない」と報道されていました。

がんばりましょ、女性陣!

本日も1時から、明日香さんによる漫画のワークショップが開催されました。

更に今年はロンドンからエアーズ由希子さんもかけつけてくださり、書道のワークショップを2時から行ってもらいました。マラソンの道路閉鎖のため、時間内に到達できず参加できない方もいましたが、参加者は素晴らしい書を披露。偉大な先生の指導のもと、日本の文化の神髄に触れることができ、みんな大満足です。Calligraphy workshop

その他の上映作品は2時からの「みつあみの神様、プロダクションIGによる短編作品」。こちらもお客さんに好意的に迎えられました。

 

そして4時半からは毎年恒例、ラッフルの抽選会。

Yuichi Ito raffle 今年もたくさんの方や企業に景品を寄付していただきました。このラッキーな男性には、伊藤教授のハーバーテールグッズなどが当たりました。よかったね!

最後の上映作品は「マインド・ゲーム」

2004年に制作されたこの作品、イギリスではなかなか上映されなくて映画館で見ることが難しかったんです。実は去年遠くからこたつに来てくださったお客さんから「見たいのですが、上映してもらえませんか?」とリクエストのメールをいただいておりました。

そしたらあなた!配給さんがたまたまこの作品の配給権を獲得!上映という運びになりました。ほんま人生わからんもんじゃ。

今年のこたつ映画祭は、湯浅監督のアヌシー受賞作品「夜は短し歩けよ乙女」で始まり、デビュー作「マインド・ゲーム」で終わるというなかなか光栄な演出ができました。

映画祭会期中は、こたつスタッフと伊藤教授みんなで打ち上げに行けたり、「スタッフがうまく機能している」と教授に褒めていただいたり、ギャリーとどの作品が一番気に入ったか話し合ったり、とても楽しく過ごせました。

私たちの楽しい雰囲気が伝わったのか、記入されたアンケートはほとんど肯定的な内容で、まだ全日程終わってないのに「次回が今から楽しみ!」なんて内容もあり。主催者としては嬉しい限りです。

今年チャプター会場へ足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました。来年もがんばります!

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第7回こたつ映画祭カーディフ会場〜2日日 その2。

さて、2日目の報告の続き。

毎年恒例、今年も明日香さんによる漫画のワークショップが開催されました。何と今年は、例年よりも更に要望が多く、急遽1クラス増やしました。参加者も登場人物の描き方が学べてとても満足そうでした。

Asuka Manga workshop

ほんでもって土曜日のメインイベントのひとつ!

それは午後1時半から行われる伊藤有壱教授の上映・講演!前日の金曜日の夜にロンドンでのイベントがあったため、カーディフに来られるのは当日ぎりぎりになりちょっと心配してましたが、こたつスタッフが駅からちゃんと教授を案内してくれました。ありがとう!

お客さんの入りもなかなかよく、こんな感じでした。_MG_7372今回は、伊藤教授の作品と、芸大生の作品も上映しました。会場のお客さんからはたくさん質問が出て、

「人形を持っているから、税関で止められませんでしたか?」なんて面白い質問も飛び出したり。

Yuichi Ito masterclass

まあ、ここでもハプニングがありまして…

2個あるマイク、1個しか使えなかったけど…(最後にちょこっとだけ使えた)

「1年以上準備して、これ?!」ってなひどいハプニングもあったんだけど(涙)大人な伊藤教授は、へこんでいる私をなぐさめてくださいました。

突発的なアクシデントは私ではどうすることもできず、ほんと、みなさんすいません…

ま、これをバネにして来年もっとがんばるしかない!

 話は変わりますが、2006年、広島の現代美術館で「I.TOON CAFE 伊藤有壱 アニメーションの世界」という展示が行われました。当時大学生だった私も、見に行ってとても感銘を受け、ワークショップも見学に行きました。あの時はたくさんの人たちがワークショップでアニメーションを作っているのを遠くから見ていて、「伊藤さんすごいな〜」なんて思っておりました。

それが今回講演に来ていただけて、こうして映画館の壇上で隣に座れて。たった数時間の出来事でしたが、とても光栄でした。なんか、ものすごく昔張った伏線を回収した気分??

アンケートの回答もよく、書いて下さった全員に満足したと記述してもらえました。今回の招致にご尽力いただいた方々、本当にありがとうございました。

またQ&Aをやって欲しい、なんて声もあり、来年もなんとかうまく行って、ゲストを招致できたらと期待しています。

そして午後6時20分からの「虐殺器官」。三部作の最後の映画は、これまた政治色が強く、そして平和について考えさせられる素晴らしい作品でした。 伊藤計劃先生、 「虐殺器官」が作家デビュー作なんてどんだけ天才ですか!早逝されたのが本当に残念です。

そして土曜日最後の上映は「哀しみのベラマドンナ」

この領主悪趣味だなぁと思うけど、なんと映画に出てくる「初夜権」、主に中世のヨーロッパにおいて権力者が統治する地域の新婚夫婦の初夜に、新郎(夫)よりも先に新婦(妻)と性交(セックス)することが出来たとする権利は実在したそうです。

うぇ〜。いったいどこの誰が考えたのそんなひどいこと?
ジャンヌはものすごく可哀想ですが、映像はとてもアバンギャルドで、芸術性が高くて興味深し。中山千夏さんのナレーションがなかなかよかったです。

同じ日に子供向けの「ニャッキ!」あり、大人向けの作品「哀しみのベラマドンナ」も見れて。日本のアニメーション作品の多様性が紹介出来た有意義な2日目となりました。

まだまだ続きます!

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第7回こたつ映画祭カーディフ会場〜2日日 その1。

Chapter

さて、こたつ映画祭2日目の報告です。

初日を楽しくパーティで締めくくれたことで、いつもよりもゆったりした気分で映画祭を開催することができました。(ま、気分だけだけど 笑)

今年はそこまで寒くなく、大雨でも大雪でもない。ウェールズにしては、よい天気に恵まれました。

ほいでもって、今年の目標は、私も楽しむこと!

ある企業からラッフルの景品をいただいた際に、Tシャツとともにメッセージが添えてあり

「映画祭、がんばってね、でも楽しむことも忘れないで」と書いてありました。

楽しむ!!??

そんな余裕、当日ない…(涙)

こりゃいかんと思い、今年は笑顔笑顔!トラブルがあっても引きずらないように….しよう!

(トラブルがあるのが前提なのが悲しいですが、なにしろここはウェールズなのです。この地には魔物が住んでいて、ほんま何でもありうる…)

 さて、11時になり、映画祭2日目が始まりました。

本日最初の映画は「ひるね姫〜知らないワタシの物語〜」。アニメ「精霊の守り人」の大ファンの私はこの映画を待ってました!

広島出身の私にとって、岡山弁が広島弁に似ているのでとても親しみやすく、家族の絆をテーマにした作品で映像もとてもスタイリッシュ、とても楽しめました。

瀬戸大橋、なつかしいなぁ。次いつ行けるかなぁ。

毎年出店してくれるCherry SlugKeep It Secretなど、マーケットプレイスも大人気。こたつ映画祭のお店でも、毎年手作りの物を提供してくださるさえみさんのカバンやポーチなどがたくさん売れました。

Cherry Slug

_MG_7645 のコピー

そして、シネマの前にも長蛇の列が!

チケット売り場の女性が「何で今日はこんなに忙しいのかしら?映画祭があるから?」なんて息を切らしてつぶやいてました。

そうです、こたつのせいです!

_MG_7314 のコピーそして「Your Name(君の名は。)」はめでたく売り切れとなりました。こたつ映画祭じゃなくてこの映画を見に来ました!なんて方もいて、「君の名は。」の人気はすごいですね。辛口の映画評論家、マーク・カーモードさえもBBCの映画評番組で大絶賛していました。

_MG_7866 のコピー

その2に続きます!

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