ほいでもって、ゲストによるワークショップ第2弾として実際に撮影で使われる人形を使ってアニメーション・デモンストレーションを行っていただきました。
最終的に映画祭のプログラムを決めるのに、すべてのイベントの時間配分を計算しないといけなくて、わたくしいろいろと悩んでおりました。
スタッフのギャリーに、
「ねぇ、アニメーション・デモンストレーションって何時間くらいやってもらったらいいかしら。私峰岸アニメーターが人形を動かすのをずっとずっと見ていたいから、もし長時間だったらこたつ当日仕事にならないかも!」と相談すると
( ゚д゚) ぽっかーんとされました。
結構深刻な悩みだったのに。。。ひどい!!
(。´・ω・)ん?
まてまて、これは普通の人は悩まない、おたく限定の悩みかも??
まあその後ちゃんとデモの長さも決まり、これまた奇跡的に機材トラブルもなく無事に開催できました。なんと普段日本ではアニメーション・デモンストレーションにはこまちゃんを使われるそうで。イギリスではどーも君の方が広く知られているので無理を言ってどーもくんで実演をしていただきました。
そしてさすが峰岸アニメーター、人形を動かしながら参加者の質問に次々に答えてくださいました。
これまたお客さんの感想を聞いて面白かったのが
「人形アニメーションは時間がかかるから、ロボットを導入したらどうですか?」とか
「アニメーション・デモンストレーションって、ただアニメーターが人形を動かすのを見てるだけなんだと思ってたけど、動かしながら質問にも答えれるなんてすごい!」との声。
会場にはアニメーション選考の大学生さんや毎年来てくれる常連さんもいて、どんどん質問してて、彼らの本気度も見れてとても嬉しかったです。
ほんまこの時間は贅沢よー。と、横で通訳しながら感動する私。
お二人とも、はるばる日本からありがとうございました。
今回も、全部は見れませんでしたが忙しくない時間帯に上映された作品を何作か見ることができました。「思い出のマーニー」を見て観客と一緒に涙目になり、「夜明け告げるルーのうた」の歌を口ずさみ。自分で言うのもなんですが、素晴らしい作品がこたつ映画祭でたくさん上映できてとても幸せだと思います。
私のブログを読まれている日本の方はきっと
「イギリスの人に、アニメが理解できるの?」「日本人の私たちが面白いと思うものが、海外の人でも同じように笑えるの?」
と思われるかもしれません。
理解、されてます。
だって日本でもシャーロックホームズは人気だし、紅茶も飲まれてるし。
いいものは国境を越え、人種の違いを取り払い、受け入れられます。
だからもし何かやりたいことがあったら、自分を信じて、回りの否定的な意見に振り回されず自分のやりたいことを貫いてほしいなと思います。(違法じゃない範囲でね!)
来年でこたつ映画祭も9回目。なんだか嘘みたいだけど、10周年ももうすぐです。こたつ映画祭で上映してほしい作品のリクエスト、自分を呼んでください!なんてゲストの方も大募集中です。スポンサー企業もどしどし募集しております。
これからも、こたつ映画祭をよろしくお願いいたします。